映画
2時間59分。映画を見る前ではたじろいてしまいそうな長尺(ちなみに劇場に足を運んで見た映画で最も長かったのはエドワード・ヤンの『クーリンチェ少年殺人事件』で約4時間)。普段ならただでさえ集中力のない私にとっては、間断なく集中力を維持するのがか…
大方のフィクションの主題には「逃げる」があると思います。巨大な組織から差し向けられた刺客からの逃走、家庭内暴力で壊れた家庭からの逃亡、さえない現実からの逃避……。私は「逃げる」ことには肯定的ですし、昨今は「逃げる」ことに対してポジティブな意…
第72回カンヌ国際映画祭で最高賞!『パラサイト 半地下の家族』予告編 とにかく観て.......ただそれだけ 元旦、することがなく、暇を持て余し、最初はスター・ウォーズでも見ようとシネコンに入ると、ちょうど特別上映がやっていた。ので、「ラッキーじゃん…
自分を大事に思ってくれる人を、簡単に手放しちゃいけない。 みくびったり、おとしめたりしちゃいけない。 そうしないと愛していい人が誰もいない人生になる。 梅田のグランフロント大阪で本を立ち読み(は体質的にできないので、正しくはただ本を眺めて、な…
クリス・プラットとジェレミー・レナーとデンゼル・ワシントンは、現代アメリカ3大父性ムンムン俳優
わからん………てんで、わからんけど、なんか分かるぞ………と、どうでもいいトラウマまで呼び覚まされた名シーン <前回> kuro-matsu2023.hatenadiary.jp 以前カウンセリングを受けたとき、項目の中に「あなたはよくひとりごとをしゃべりますか?」とあったので…
この手の煽り文句を口にするのは、恥ずかしさすらあるのだが、でも言わせてほしい…………「この映画を見て、涙腺が壊れない、そんな血も涙もない人間、この世界にいるんですか?」と。 何度見ても激烈に「オモシロイ!」と思える映画、というのはそうそうありま…
不定形の愛について語るための、優秀な語り部である「水」 水には形がありません。定まった形はありませんから、環境によって、変化します。円錐の容器に入れれば円錐に、地面に散らせばそのまま真横へ広がり続けます。熱を加えられれば蒸気となり、冷やせば…
正直本稿だけで自分のハイローへの愛憎(ラブが8割ですよ)をいつか『HiGH&LOWとオタクと私』というクソタイトルでブチ撒けたいのですが、とりあえず、一旦の区切りである『最終章』を見た感想をメインに書いてみることにします。 以下、不満・苦情をつらつ…
ハッタリが勝つ正義 いいですね。こういういい加減で、よくできた映画は。飽きがくることがありません。マカロニウェスタンというのもいいです。 1858年。南北戦争の始まる3年ほど前ですね。黒人奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)と歯科医の賞金稼ぎ…
『家族になろうよ』てのがありましたが、そうカンタンになれるもんじゃありませんわな 家族を家族たらしめているものは何か、というと、これまた大きく書きだしてしまった気がしてしまうのだが、やはりそれは血のつながりではなく、「共有している時間」の濃…
ネタバレたぁなんじゃあ…………ここはブログじゃき、何を書いてもええんじゃ!!(ごめんなさい反省してます)
食べものをお粗末にしてはいけません
僕がいる街は、大都市とはいえなくとも、程よく自然(厳密に定義された「自然」とはまた異なる)があり、そこそこに観光でにぎわっていたり、清潔な住宅街があったり、大学があったり、物騒な情勢にしては治安も良い。しかし、もちろん、社会というものがある…
人間というヤツの性質は、どうやらそう変わることはないらしい。よく「歳を取ると頑固になる」なんてのを聞くが、そんなことはないなずなのだ。今現在、口から唾を飛ばしながら、どうでもいいことにイチャモンをつけているような老人は、決して痴呆のせいで…
もう既に各所で「Netflixなら○○がオススメ!」というのを見かけまくって、ウンザリしておられる方も、きっと多いことでしょうが(自分もわざわざそんなものは見ないし)、とはいえ、普段の会話で、比較的ストリーミングサービスに馴染みのない方から、「ヘイ、…
さよならなんて云えないよ 出会いがあれば、別れがある。日が昇り続ける限り、自明なことであり、言葉にするのも陳腐だ。 もっと陳腐で、奥ゆかしいことに定評のある日本人ならば、口にするのも困難な言葉がある。それは「アイ・ラヴ・ユー」と「グッド・バ…
『カルテット』で、坂元裕二は夫婦のことを「別れることができる他人」だと、松たか子に語らせていたが、兄弟(便宜上、兄と弟と書いただけで、兄と妹でも、姉と弟でも構わない)ならば、彼は何と喩えるのだろうか。 人が生まれてから、一番最初に属するコミ…
早くも「暦の上ではディセンバー」ということに気付き膝が笑うわ。なんつって。年の瀬ですからね、どこもかしこも「総決算、総決算」とやかましく、せっつくように便乗して「映画ベスト」という、なんともしょうもないリストを作らなければならなくって(そん…
(まず断っておきたいのが、僕はこの映画に対しては賛70%、否が15%で、残りの15%はまだ自分の中で決着がつけられていない、という状態であること。これはきちんと記しておこうと思う) それはもうウキウキしながら、映画館へ駆け込んだ。予約もせずに行った…
HiGH&LOWのTHE MIGHTY WARRIORS「DREAM BOYS」のライブ空間の再現度の高さに何度も震えます。震える、と言葉にすると嘘くさいですけどいやホントマジなのよ。 雑記、と書きながら、特に近況なんか書くまでもない(というか誰も興味ないでしょう)ということで…