ふしぎなwitchcraft

評論はしないです。ただ流れる言葉。雑談。意味のない話。つまらない話。聞くに値しない話。たびたび脱線するごくごく個人的な話。

欅って書けない『長濱ねると齋藤冬優花の2人の休日in長崎』

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事の始まりは、『欅って書けない』内のフィーリングカップル(途中、ハライチ澤部さんがねるとんネタをやっても、土田さんが拾うまでメンバーがポカンとするのが可笑しかった)なる、女の子と女の子のイチャイチャが見たい若干変態的な趣向を持ったオタクからしてみれば、 この上なくたまらない企画からで、番組内で様々なカップルが成立する中、長濱さんと齋藤さんも晴れて相思相愛となった。両想いになったことで、2人っきりのロケに行くことができるようになり、各々候補地を挙げるわけだが、長濱さんは地元である長崎は五島列島中通島に位置する奈良尾を挙げる。しかも、ふーちゃん(齋藤冬優花さんのニックネーム)用の部屋を屋根裏を改装して用意してあるというのだ。ハッキリ言って、こんなロケ企画、オタクからすれば、推しの女の子がキャッキャしてるだけで十分な満足度があるわけで、別に好きなところに行けばいいのだ。それを「自分の地元に招待したい」という。なんとも素敵な真心、地元愛ではないか。生まれも育ちも、田舎に隣接した新興住宅地で、目玉があるとすれば、せいぜい近所のケーキ屋くらいのところで育ってきた自分からすると、中々に信じられない完成だったので、素直に感心してしまった。

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長濱ねるというアイドルが、加入からどれだけ苦難の道を歩んできたか、それぞれでググっていただくとして(ネットの情報も最近は幾分怪しくなってきたので『乗り遅れたバス』を聴くだけでも十分といえるかもしれない)、彼女ほど人間らしさとアイドルらしさ、そしてタヌキらしい愛おしさ(本人はなぜかまだ認めてはいないそうだ)を同時に兼ね備えた人間はいないのではないだろうか。声と容姿とカリスマ性を神に選ばれた平手友梨奈とは対照的な存在であり、彼女のおかげでグループの均衡が保てているように思わせるところもある。「ながはまねる」という名前の与える語感も日本語的に柔らかく心地よい。顔の形に、フワッとした髪型、容姿、立ち居振る舞い、その全ても名前に合わせて、丸みを帯びているかのようだ。森博嗣幻惑の死と使途』にて、「名前」のために生きることを犀川は「綺麗」だと表現していたが、彼が長濱ねるさんを見ればそんなことをつぶやくのではないだろうか。ときたま自分もこんなふんわりした名前だったら、日々を穏やかに過ごせたかもしれない、と思う程である。要は、彼女ほど往年の「アイドル」を体現した存在はいないだろう、という話なのである(小耳に挟んだところによると、どうやらロアルド・ダールのファンのようで、これもまた推せる事実である)。

そんな少女の地元が、生まれ育った区域が、垣間見れるというのだから、これはもう見ない手はない。何を見て、どんな空気を吸って、成長したのか興味をそそられる。

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こんな小さな段階で「私、長濱ねる」を完成していたとは(笑)

さて蓋を開けると、これがまた率直に言って、最高のロケ企画だった。私的神回を更新してしまった。内容自体は、参拝したり、釣りをしたり、料理したり、買い物したり、海辺で遊んだり、と何の変哲もないものだは、そこには一本の短編映画を見た様な温かみに溢れていて、うっかり泣いてしまったくらい(たとえ「テレビ的な」演出があったとしても、だ)。青い海に、おいしそうな魚に、温かい地元の人々。言葉にすると、陳腐極まりないのだが、画面に映るそれらはとても魅力的で、その「なんでもない」ほのぼのした感じが、時間の流れが退行している姿が、心を打ちぬいてしまった。なるほど、この景色は自慢したくなる。そして、長濱さん、とにかく愛されている。番組上の演出を感じさせない地元民からの寵愛っぷりである。手を握れば「冷え性、治さないとね」と心配され、街を歩けば「こんな小さかったのに」とみんなが写真を持ち寄ってくる。若い人が減って、過疎化が伺える小さな島でも、時折彼女は帰ってくるそうだ。もうそのエピソードだけでもご馳走様でした、という具合である。彼女たちを出迎えてくれる、地元の人たちのキャラクターたちがまた濃くて素晴らしいこと。釣りの師匠、スーパーのおじさん、山内さん、魚屋のおばちゃん、保育園の先生、と匿名で地元に息づく人々が、長濱さんを台風の目に、自然に風景として立ち上がっている。天性の人たらし、とは彼女のことだろう。猫を抱えて、手紙を渡すために待ち構えていたあの子は未来のアイドルなのかもしれない。特に「わたしが一番カッコいいと思っている」と紹介される酒屋のおじさんも、渋くてキュートだった。

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日本の外にいると頻りに思うことだが、自分のホームタウンがあることが自分をいかに安心させてくれるか、を痛感させられる。些細な出来事なのかもしれないが、居場所が用意されている、という事実だけで途轍もない勇気が湧いてきたりすることもあるのだ。長濱ねるさんも、そんな心境でいつも地元に足を踏み入れているのかもしれない、と思うと、その人間臭さにまたじんわり胸に広がって温かな心持になれる。齋藤さんにこの景色を見せたかったというのも頷ける。お世話になった人を、欅坂というもう一つの家族に受け入れてくれた人を、自分の家族として紹介したかったのだ。この真心にウルッと来てしまった。齋藤さんのお手紙も本当に気配りの神様みたいで素敵でした。いいもの見せてもらえた。

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今年もありがとう、欅坂。絆っていいね。坂組だ。祈りや願いに支えられるのも悪くない、という『W-KEYAKIZAKAの詩』のフレーズがふと去来した。

やっぱり「ねるちゃんはスーパー人間」でしたね。井口さん、慧眼です。

そして、長濱さん、兼任解除、お疲れ様でした。

 後日談として、放送を見ていた志田愛佳さんが涙を流したそうだが、そこも含め、まさしく「最高かよ!(by 長濱ねる)」でした。

長濱ねる1st写真集 ここから

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なお、本ブログは長濱ねる1st写真集「ここから」の販促では断じてないのですが、ご購入を検討されるのもアリかと思われますよ。

 

(余談ですが、天使の器に入れ込められたポンコツな魂を象徴した、天使オブ天使こと渡辺梨加さんの地元がギリシャ(?)という事実が判明したのもすべてが解決したようでよかったです。だからあの子あんなに話せなかったのか。あと、「けやかけ」の笑顔をつかさどる象徴的存在だった今泉さんが、何事もなかったかのように自然な姿でスタジオにいた、その姿だけで少々エモーショナルになり、涙ぐみそうになりました。おかえり、ずーみん)

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