雑記 1 (ほぼほぼ『ハライチのターン』の話)

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橋本奈々未さんの卒業と芸能界引退からもう1年が経とうとしてるのか。お元気に過ごされているといいなあ。

最近は暇さえあれば『ハライチのターン』だ。澤部さんの相槌のタイミングや作家さんの笑い声の種類まで聞き分けられるようになったほど。出会いは1カ月ほど前。

9月の中頃に、久しぶりに風邪をこじらせすぎて、普段35.8~36.0℃程度しかない低体温人間の自分としては異例の39.7℃という高記録を叩き出した。頭は痛いわ、咳は止まらないわ、食欲はないわ、食ってもゲーするわ、とんでもない有様であった。「Netflixのマイリスト消化しなきゃ」とか「積読本こなさなきゃ」とか、あれこれ浮かびはするものの、なんせ体調が優れないので、ベッドにくるまり延々Youtubeで少し離れ気味だったラジオのアーカイブを漁っていた。元々JUNKやANNを楽しみに生きてきた人間だったのだが、どうしても聴ける時間が限られ、あまりそちらに割けていなかった。前から気にはなっていたが、本腰を入れて何かひとつの番組を聴いてみようと、前からリストアップしてた番組を流し聴きしていた。そんなときに見つけたのがこのハライチの冠番組である。

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最高の空間だ……………

『ハライチのターン』というのはTBSラジオで毎週木曜日の24時からの1時間帯に設けられた、おぎやはぎJUNKの前番組で、始まりは2016年9月30日とまだ若い番組である。パーソナリティーはタイトルの通り、ハライチの澤部佑さんと岩井勇気さん。漫才のスタイルとしてはノリボケ漫才が主流で、澤部さんの姿なんかはテレビで見ない日はないと思う(実際そんなに見ていないからはっきり把握しきれていないのだが)。一方の岩井さんは、全く露出がないということはないが、どうしても『ゴッドタン』の「腐り芸人」のイメージが強かったり、アニメが好きでその方面に関わりがあるらしいこともチラホラ目にしたり。この程度の情報から入ったので、決して熱心なファンと言えなかったのだが、今となってはお2人の家族構成から交友関係まで、手に取るように分かる(ような気になってくる)始末だ。人生におけるハライチ愛が最も深まっている時期だろう。

ラジオの構成自体はシンプルで、冒頭にその週にあったニュースを取り上げ、単発のコーナー、澤部さんと岩井さんが順にフリートークをする、というコンパクトなもの。冒頭に岩井さんの猫愛が炸裂する「猫ちゃんニュース」のコーナーであったり、澤部さんの子煩悩なパパっぷりや自意識過剰な可笑しみであったり、リスナーと築き上げて生まれた「ゴロリさん」というクレイジーキャラであったり、どこを切っても面白いが、その中でもひときわ存在感を放っているのは、岩井さんのフリートーク。もう「オモシロイ」と安易に形容するのも憚られる域に来ている。まだ1年程度しか番組開始から経過していないのに。

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百聞は一見に如かず、で論よりも先に実物を聴いていただくのが1番で、聴き始めたらグッと引き込まれ、いつの間にか4時間近くを聴き終えてしまうはず。岩井さん、ここまで話術に長けていると畏怖すら感じる。語り口が実にスマートで、テーマは多岐にわたり、着地点まで一切の無駄がなく、それを普通には部室で駄弁ってるような感覚でこなすセンス。落語の域に入ってると評しても、嘘にはならない。

岩井さんの「独り暮らしを始めたけれども、未だに隙あらば実家に帰りたくなってしまう」という話が、ホラも交えてドンドンふざけて別の着地点へ進行が変わっていこうとしても、「リスナー付いてこれるかな?笑」と澤部さんが優しく相槌代わりのツッコミを交えながら、ノンストップのボケにすかさず対処するフレキシブルさ。「カルビ専用ごはんの専用カルビ」なんかも、かなりリスナーの聴く力は試されそうだが、あんな風呂敷の広げ方は聴いたことがない。これをM-1でやったら、優勝できそう。

「怪談帰りにタクシーに乗ったら身近な人の裏の顔が暴かれて………」や「映画を見た帰りに寄ったイベントカフェでタイミングが悪かったときの鬱憤」のような話なんか、オチの部分があまりに絶妙で、しばらくボーッとしてしまった。お金取って聞かせてもいいくらいだが、それがラジオで聴けちゃうんだから、なんとも贅沢だ。

実際に身に起きた話から、ファンタジーなホラ話(「裏のピーコックへ行ったとき」とか最高)まで、ネタは縦横無尽に及びながら、どれも着眼点が圧倒的にオリジナルで、他者を寄せ付けないロジカルなブーストのかけ方は誰も真似ができないレベルだと思う。 劇団ひとりさんがゾッコンなのも納得で。鋭いシニカルさも交えながら、ジャブ程度に軽快に繰り出されるトークの数々、岩井さま底が見えなさすぎます。もう虜です僕は……………こうなってくると、毎週どころか毎日のいきがいである。

 

 

役者がいいので見始めた『わろてんか』もいよいよクソつまらなさが佳境に入り、かすかな希望を抱いて見つつも、薄っぺらい嫁姑コントやダメな若旦那に付き合わされるアホな奥さんが、安物臭い脚本でバタ臭く繰り広げられ、筋もクソもねえな、ともう心は完全に『ひよっこ』だ。みね子に会いたいよ。大阪のアホ商人どもに「普通の人生」の素晴らしさを説いてやってほしい。

まああんなもん今週いっぱいで見ないので、朝ドラ代わりにネトフリで『ブルックリン99』でも見ときますよ。アレは文句なしにイイ。ハロウィン回の大惨事っぷりは大笑いさせてもらいました。

 

『乃木坂工事中』のタイ旅行は僕の心の桜井玲香さん不足を満遍なく補ってくれた素晴らしい企画だった。ずっと綺麗だったな。 

 

平手友梨奈さんのインタビューやら欅坂46の評論(宇野惟正、伊賀大介、と並んで野呂佳代、とあったのがウケた。そのメンツにいても収まることができるレンジの広さ)やらが『風に吹かれても』リリースタイミングで色々出てきたので、目を通せる分は読んだ。平手さんは第6感で生きていることや小林由依さんの強さ。ひらがなけやきの井口さんはますます愛おしくなった。あと長濱ねるちゃんは恒久的に可愛い。「水着とか彼女にそんなの必要ねえんだよ」とかグチグチ言ってましたけど、どのみち写真集は買うことになりそう。記憶が正しければ長崎行ったことないんだよな、実は。 

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秋めいてきた夕暮れを『二人セゾン』『フクロウの声が聞こえる』を聴きながら散歩するのは、ライフワークになりそうだ。聴くたびに曲の聴こえ方だったり、大切なフレーズが変化する。こういう曲って自分にはあまりないんだけど、そんな楽曲群にまた一つく加わりそうな傑作がAKBから生まれてしまった。

『11月のアンクレット』作曲は乃木坂46橋本奈々未の卒業に際して作られた『ないものねだり』の泣きメロ大臣こと丸谷マナブさんだ(橋本さんのあのかすれそうな高温で未だに感極まってしまう)。大瀧詠一松本隆松田聖子風立ちぬ』を使って立ち上げた秋の情景が、2017年にそのまま蘇った。何も言葉はいらず、純粋にメロディーをかみしめることができる。あの曲の引用元ネタの題名は『Venus In Blue Jeans』だ。渡辺麻友さんにピッタリではないか。

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デビュー当初「ミッシェル・ガン・エレファントが好き」という旨のことをブログか何かで仰られてて驚いたのも懐かしい話だ。貴女以上にアナーキーでありながらアイコンとして強度のある人はいませんでした。芯があって、絶対に曲がらないストイックさには脱帽されっぱなしでした。これからも永遠であってほしい。何を言ってるかわからなくなってきたので、黙って見送ることにしよう。心からお疲れ様を言いたいです。

 

ふと寄ったユニクロで「ネルシャツまとめて捨てちゃったな」と商品を見ていたら、松浦弥太郎の文に惹かれて、5枚も購入した。言われる通りに「地味なシャツ」を。元が地味なのに。してやられた。

 

パラパラと森見登美彦ペンギン・ハイウェイ』を読み返し始める。萩尾望都の解説なんか、そのまんま『ストレンジャー・シングス』に引用しちゃっても成立しちゃいそうだ。ちょっと抜粋。

 人の夢や愛は死ぬまでにどれほど発酵し熟成するのだろう。それが産まれた瞬間の瑞瑞しい鮮度を保ちながら。

ホーキンスのあの子たちの未来が見えてくるようでもある。

 

髪を切った。何かになり切れない誰かみたいなヘアスタイルだ。結局何物にもなれないだろうから、お似合いではあるが、もうちょい切ればよかったのではないか。

 

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 ハロウィンも『ST2』に浸かってたら、過ぎてしまった。もともと関わり合いが皆無だったから何の差し障りもないが。もっと関わり合いのないクリスマスの喧騒に想いをはせながら、北園みなみ『ひさんなクリスマス』を聴く。経験できるならしてみたいものだ。